


ついにMVMOの雄【IIJ(インターネットイニシアティブ)】から新プランが出ました。
その名も【ギガプラン】
月額1000円以内でお子様にスマボを持たせることができます。
これまで発表を引っ張っていただけあって、他のMVNOのプランをぶっ飛ばす超格安プランです!
いや~時代になりましたね。子を持つ親としては本当にお財布に優しい。
今回は光セット割などの割引は考慮せず、スマホプランの単体契約のみでのお得感を紹介したいと思います。
こんな人におすすめ
- とにかく格安でスマホを持ちたい
- 利用はSMSやweb閲覧が主で、たまに通話も利用
- 家族間でデータをシェアして無駄なく使いたい
- 今注目のeSIMを使ってみたい
- 楽天モバイルSIMと併用して440円で電話かけ放題を実現したい
メリット
デメリット
料金が最安クラス


今回発表されたプランの料金は下記の通り。どの価格帯でも他社プランを圧倒していますが、
個人的に注目は音声付少容量の2GBと4GBのプラン。
お家にwifi環境があり、主にネット検索やSNSしか使わないという方は4GBで収まる方が多いので、月額1000円でスマホを維持することが可能です。
おおよそ1時間の時給で1ヶ月分のスマホ代が払えてしまうなんて安くないですか?
これで1万円で夫婦+8人のお子様全員にスマホを持たせることも出来てしまいます!

データシェアで無駄なく使える
IIJの最大の特徴はこのシェア可能という柔軟性でしょう。

これまでのファミリーシェアプランでもデータをシェアして使用することが出来ましたが、データ12GB固定のプランだった上に、4枚目からはSIM一枚あたり440円の費用がかかっていました。
しかし今回のギガプランでは各々に合ったプランを選び、家族の利用用途に合わせ柔軟な運用が出来ます。
しかも、使い切れなくて余ったデータ容量を翌月に繰り越せます。
これはUQモバイルの【くりこしプラン】の目玉サービスでしたが、これだけの安さと利便性の上にデータデータくりこしまで盛り込んできました。
本当の意味で無駄がありません。
2年縛りやMNP転出手数料がない
通信契約を他社に乗り換える際に障害になるのが<解約料><MNP手数料>などの料金。
これがこれまで乗り換えを阻んできました。最近は総務省の方針により大手キャリアなどでは廃止の方向になっていますが、MVNOではまだまだ健在です。
特にMNP転出手数料がかかってしまう会社は多いです。

IIJ は先陣を切ってこの悪習の撤廃に踏み切ってくれました。
今回の格安の新プランに惹かれた人も気軽にギガプランを試すことが出来ます。
もしも安かろう悪かろうという品質なら翌月にすぐ他社へ乗り換える事も可能です。ユーザー目線で良心的。
山間部や地方で繋がりやすい





キャリアであるdocomo、au、softbank、Rakutenの格安新プランに隠れてそれほど目立たないMVNOですが、今回のプランではキャリアに勝っている点があるんです。
それは 繋がりやすさ。MVNOのプランは3G回線が使えるんです。
意外と見落としがちですが、今回の大手キャリアの格安プランは大手キャリアの新プランは4G+5Gしか使えないのです。
これは登山をする方や地方にお住まいの方にとっては大きなマイナス点です。
都市部にお住まいの方なら4G回線だけでもあまり困ることは無いのですが、私の住む沖縄等の地方では4Gにつながらず3G回線に切り替わることが多々あります。
登山をして山頂で遭難をしてしまった、田舎道をドライブしていたら車が故障してしまった、こういった時に3Gを掴めないとかなり困ることになります。
MVNOのプランは安いだけではなく、こういったメリットもあるんです.
登山をなさる方はこういった点も考慮してプランを選ぶことをおすすめします。
6月からは5G通信にも対応予定
先程3G+4G回線が使えるのがメリットだと書いたのですが、実は6月から5Gにも対応予定とのこと。
現状では5Gは都市部のごく一部でしか使えませんが<3G+4G+5G>3世代共存ってなんかワクワクしません?表示が4Gから5Gや3Gに切り替わったりするのを見てみたい。私はこれ目当てで一回線はIIJmio継続決定です。
私以外にもここにロマンを感じる人は是非一回線はIIJで(^^)
キャンペーンで端末が安い





店頭サポートがない
MVNOの殆どがそうですが、基本全て自分で解決しなくてはいけません。
申請も設定も問い合わせも全部自分でデキる人でなければ厳しいのです。
今回は大手キャリアの格安プランも同様に店頭でのサポートはありません。
店頭でのサポートを削る事で格安の料金を実現しているのでここはトレードオフです。
どうしてもサポートが必要、でも安さも譲れない!という方は【楽天モバイル】【イオンモバイル】【UQモバイル】【Yモバイル】を選んだ方が幸せになれると思います。
ここはIIJはじめ一般的なMVNOの弱点ですね。ネットが苦手なご年配の方には少し厳しいのかもしれません。



支払方法がクレジットカードのみ
お支払いの方法はクレジットカードのみとなります。
ここは大手キャリアの様に口座引きとしなどは利用できません。
普段からオンラインでショッピングをされる方はクレジットカード払いが多いので問題はないのですが、クレジットカードを作れない方、持っていない方は契約することが出来ません。
ここは非常に残念なところですが、利益の少ない格安料金なのでコスト削減やとりっぱぐれを避けたい等の事情もあるのかもしれませんね。

新プラン開始が他社より遅い
受付開始 2021年4月1日
プラン適用 2021年5月1日
データ容量シェア 6月開始予定
他社に比べて開始時期がちょっと遅いですね。良いプランだけにやきもきします。早く始まってほしいです。

混雑の時間帯は通信速度が落ちる
沖縄に住む私の環境で計測すると概ね
通常時 10~30Mbps
お昼休憩時 0.5Mbps~2Mbps
といったところです。私の環境ではお昼時間帯でもスマホでYou Tubeなどを視聴することは問題なく出来ていますが、これは環境によって大きく変わるので一概には言えませんね。
実際に測定した速度はこんな感じです。
回線が混み合うお昼時間は0.72Mbpsと1Mbpsを切ってしまいました。混雑時は明らかな速度低下がみられます。これはMVNO共通の弱点ですね。この時間帯の速度は大手キャリアには敵いません。
価格よりも通信速度を重視する場合はahamo等大手キャリアの廉価プランを選ぶ方がより安心です。
しかし使用上は0.5Mbps程度の速度が出ていればスマホでストリーミング動画視聴(You Tubeなら360p程度)は出来ます。通信混雑時の動画やアプリのダウンロードや画像の多いサイトの読み込みは時間がかかるので待たされる感じです。


これまで発表を引っ張ってきただけあってかなりインパクトのあるプランを発表してきました。我々利用者にとってはとても嬉しいですね。
メリット&デメリットを色々と挙げてきましたが、ライトユーザーの方であれば第一候補にあげてもいいのではないかと思います。
フルMVNOとして日本で初めてeSIMを提供したりと技術と信頼で他社とは一線を画しているIIJmio。私もこれまで7年ほど使ってきて特に問題には遭遇しませんでした。
MVNOに対して安かろう悪かろうのイメージをもっている方もいると思いますが、実際に使用してみてお勧めできる会社です。
※どのプランでも【完璧】というものはありません。メリットとデメリットは必ず存在します。双方をしっかりと確認・認識した上で、より自分のスタイルに合った通信事業者&プランを選んでください。